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事故車はどこに輸出される?
日本国内では価値の無いものであると扱われがちな事故車ですが、経済状況がまだ発展途上である国々では、重要な製品としての価値が高く、取引が活発に行われていることをご存知でしょうか。
特に開発途上国のでは日本車の信頼度が抜群に高く、たとえ事故車であっても好んで利用されているケースもあります。
日本からの輸出が多い国としては中東のアラブ首長国連邦や、アジアのミャンマーやインド、そしてロシアなどが挙げられます。
日本と同じ左側通行で右ハンドルが主流であるインドはもちろんのこと、左ハンドルの国である諸外国でも日本の中古車や事故車が使用されているのは興味深いものがあります。
このことは、日本車の高い信頼性の裏付けとなっていると言えるでしょう。
事故車は、比較的経済状況の好調な国よりも、経済的に低調な国で人気が高くなっています。
パーツを安く交換することができるため、修理用のストック製品という需要も高いことが伺えます。
事故車に含まれている素材の種類と違いとは
事故車で解体や処分が必要になった時は、その車に使われている素材が気になるのではないでしょうか。
車体は鉄が主に使われていますが、近年は軽量化の為にアルミを用いたり、表面塗装の塗料が組み合わさっています。
アルミといえばタイヤのホイールもそうですし、タイヤはゴムでまた違った素材が用いられます。
軽量で使いやすいアルミは軽自動車の定番なので、事故車が軽自動車だとアルミの割合が必然的に多くなります。
かつてバンパーは金属製が主流でしたが、燃費向上を理由に軽量なものが使われ、プラスチックも珍しくない状況です。
意匠と強度を強める意味で、炭素繊維も広く採用されていますから、事故車の中にカーボンを見掛けることも少なくないといえます。
一方の車内には、シートに用いられる本革や合成皮革に布が多く、内装にはやはりプラスチックが多用される傾向です。
エンジンやギアなどの内部機構は金属ですが、配線にはケーブルの塩ビが使われているので、金属の塊という印象は薄くなっているのではないでしょうか。
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